プラスチック光ファイバー レイテラ™お取り扱い上の注意
対象製品:東レのプラスチック光ファイバー素線、コード、ケーブル、ライトガイドおよびその加工品(以下、「東レ光ファイバーレイテラ™」と総称)をお取扱いされる場合は、以下にご注意願います。
東レ光ファイバー レイテラ™を安全にご使用頂くため
1. 用途上のご注意
- (1) 東レ光ファイバー レイテラ™は、食品に接触する用途や、人体と接触する用途(医療用途含む)には使用しないでください。医療用途での使用をご希望の場合には、事前に弊社担当までご相談ください。
2. 設計上のご注意
- (1) 東レ光ファイバー レイテラ™を使用したシステムを設計する場合には、東レ光ファイバー レイテラ™の技術資料の各特性値をご理解の上、設計願います。
- (2) なお、技術資料記載の特性値は、本製品の安全性、適合性について保証するものではありません。お客様はその使用目的に応じて本製品の安全性、適合性につきご確認願います。
3. 使用上の注意
- (1) 東レ光ファイバー レイテラ™は各品質毎に定められた温度範囲でご使用下さい。特に200℃以上の高温下では一部の分解によるガスの発生および発火の危険性があります。
- (2) 光源として、ハロゲンランプや集光された太陽光などを用いる場合には、光線カットフィルタや冷却装置などにより使用上限温度を超えないようにご注意下さい。
- (3) 塵埃、汚れの多い場所でのご使用は避けてください。塵埃、汚れが東レ光ファイバー レイテラ™端部に付着しますと、光学特性の低下、さらに高温の場合には塵埃の発火により東レ光ファイバー レイテラ™が溶融・発火する恐れがあります。
東レ光ファイバー レイテラ™の性能を充分に発揮して頂くために
1. 力学的環境上のご注意
- (1) 最大許容量を超える力をかけないで下さい。
- (2) 極端に小さな曲げ半径で使用しないで下さい。特にコネクタ取り付け部付近では過剰な応力が加わると光学特性が低下することがあります。曲げ半径は使用外径の約20倍以上にして下さい。
- (3) 東レ光ファイバー レイテラ™に極端な捻りを加えないで下さい。捻りが加わった状態で使用した場合、光学特性が低下することがあります。
- (4) その他、無理な力を加えた連続曲げや衝撃落下は避けて下さい。
2. 化学的環境上のご注意
- (1) 東レ光ファイバー レイテラ™を可塑剤(フタル酸系可塑剤など)を含んだ軟質塩ビ材料(電線、ビニールテープ等)には接触せないで下さい。可塑剤が移行し、光学特性が低下することがあります。あらかじめ影響の有無を確認して下さい。
- (2) その他、洗浄剤、接着剤、油、溶剤などの化学物質に対する東レ光ファイバー レイテラ™の耐薬品性を技術資料等により十分ご確認下さい。
3. その他の環境上のご注意
- (1) 高温度下でのご使用の際には性能が低下するので、適切な対策を施したケーブル構造にするなど東レ光ファイバー レイテラ™に過度の水分が入らないようにご注意下さい。
- (2) その他、紫外線や放射線などの特殊エネルギー線を被爆するような環境下でのご使用は避けて下さい。